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顎関節矯正を受けて頂いた方のコメント

当院で顎関節矯正治療を受けて頂いた方

顎関節矯正 舌側部分矯正例 非抜歯 

M.I.様 (神奈川県 60代女性)

 

顎関節症の患者様(還暦過ぎた女性)です。
右の顎が食事中カクカクするとのことでした。
口の中はこのようになっております。

 



 

この時右の顎の関節が無理に右奥に押しこめられる

右顎関節がずれる

右顎関節が外れる

右顎関節に音がする

 

 

右の顎関節に音が鳴る理由は口を閉じる時
左上の犬歯が問題で起きた顎関節症と分かりました。

 

MRI撮影時の診断も

 

右側;復位性関節円板前外方転位

 

*復位性 ; 顎が外れたり元に戻ったり

 

→顎関節矯正で治る可能性があります。

 

*関節円板 ; 上顎の骨と下顎の骨の間に挟まる物

 

→これが所の位置からずれると音がします。

 

*前外方転位 ; 関節円板が正常な位置に比べ前外側にある

 

→今回の下顎の骨のズレによって起きる転位です。
とマッチしました。
では口を閉じた時どうして左上の犬歯が
最初にあたるのでしょうか。

 

まず口の中を見てみます。

 






 

なのでこの方にはまず
ご主人さまをマッサージして差し上げて(笑)
ご自分がご主人さまにマッサージして頂く場合は顔を枕に押し付けない
特にうつ伏せで左頬を枕にあてないで。

 

そして
夜寝る時右をむいてよく休むので、、、、と色々全身を拝見して
そもそも姿勢がずれていることをご説明し(詳しくは最後の方で説明します))
姿勢のバランスを改善する方法をお伝えし毎日実行頂く
カバンも左右で均等に持つ(よく左側のみ2個カバンをお持ちで来院)

 

などを矯正迄 そして矯正開始後終了後も継続しないと、また自分の
癖で歯が元に戻ることをご説明しご自身で姿勢と習慣を改善頂くことから
始めてました。(姿勢矯正の結果姿勢のアンバランスが整った結果は最後に)

 

ここまでをまとめると

 

顎関節症の原因として姿勢のズレ 習慣的に横を向いて寝る

 

→歯が移動する→噛む位置がズレる→顎がズレる→音がなる→顎関節症となる

 

ということまで分かりました。

 

この方は左上の犬歯がねじれながら内側かつ前方に移動していましたので

 

治療方針としては

 

1)顎の音がならない位置をとりながら

 

2)顎をずらす原因の左上犬歯を外側かつ奥へ移動

 

となります。

 





 

 

 

ここまで顎関節症の方の検査と根本原因、直接の原因について
そして
顎矯正及び歯列矯正結果と鼻から顎のズレの改善をお示ししました。

 

最後に顎関節症の根本の原因である姿勢の矯正結果をお示しします。

 

この方は右肩が左より高い状態で生活されていました。

 

この原因は

 

@左ばかりにカバンを持つという癖
A毎晩うつ伏せでマッサージをされる際
 左頬の下に手枕をしながら右上のテレビを見る習慣
B正座する時は足を左に流して崩す癖
C右肩を下にして(右を向いて)眠る

 

これらすべてが右肩が上がることにつながっていました。
またAにより左上の犬歯の位置が前内側にずれることで
咬むとき左下の犬歯が左上の犬歯にまずぶつかり
下顎が反対に右側奥にずれて噛むようになり
右顎から音が聞こえるようになって顎関節症となりました。

 

(顎関節症の直接の原因 姿勢のズレからくる歯並びのズレは こちら)
そこで顎関節症の根本の原因である横向きの寝の姿勢改善のため
立った状態で姿勢を矯正する方法を1年間実践頂きました。すると

 

 

肩と骨盤が右が高く頭も右に傾いていた初診時(上左側赤い線)に比べ
1年間姿勢を矯正するよう一緒に取り組んだ結果
肩と骨盤が左右均等になり、頭の位置も修正されました。

 

また骨密度はどうなったでしょうか。

 

 

2016年(初診)と1年後(2017年)の骨密度を拡大して比べてみます

 

 

10か所の計測で7か所の骨密度が上昇していました。
全体として微増ですが姿勢の傾きを修正するだけでなくウオーキングも
とりいれた事も関係すると思います。

 

毎日体を鍛えることと姿勢に気をつけることはともに筋肉を意識することで
骨も強くなるという結果につながる良い例だと思います。

 

骨粗しょう症治療薬には歯科とくに抜歯や重度歯周病、インプラントなど
外科処置にかかわる治療後に顎の骨が腐るような物もあります。(1%以下ですが。)

 

あまり知らないで服用するとその後の口の中が将来
大変な事になる可能性もあります。(実際いらっしゃいます)

 

特に院内処方という、医院で薬をもらう場合は
骨粗しょう薬は歯の骨にどのような影響と将来どのようなリスクがあるか
忙しい医院ではよく説明されないまま受付で出され
そのまま長年服用している患者様も見受けられます。

 

今の時代自分の身は自分で守る事も大事です。
その基礎となる知識もテレビやインターネット、ご友人などから得ることで
総合的に判断し治療法だけでなく病院と医師自体をも
セカンドオピニオンを含め検討する必要も出てきています。

 

漫然と治療するのでなく本当にその方法、薬しかないのか
それに代わるものはないのか。
そもそもの原因はなんなのか?
加齢 年だけでは説明つかないほど健康長寿の方が大勢いる時代です。

 

骨密度だけで判断せず、姿勢のゆがみの矯正と適度な運動により
骨の密度は維持することも改善することもあります。

 

あまり深刻な状態になって薬を飲まざるを得ない、そうなる前に
姿勢をただす習慣と適度な運動などで筋肉を毎日少しづつ鍛えながら
テレビの健康番組も専門医が出て説明している最新の情報にも
よく耳を傾け、骨に良い物も積極的に食べながら取り組むことで
内科や整形外科の定期検査でひょっとしたら先程の方のように
良い傾向が認められるかも知れません。

 

人生100年時代皆さんと共に健康長寿であるよう心がけていきたいですね。

 

 

 

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